My Instrument / GUITAR


Gibson J-180 Everly Brothersモデル

LIVEでは2、3曲程度しか弾かないがアコースティックギターは大好き。木が鳴る感じ、木が生きている感じが好き。このギターは60年初頭に当時アメリカで大人気だったデュオ「エバリーブラザース」のシグネチュアーモデルとしてその頃に発売されたモデルの復刻版。黒が定番だけど、ナチュラルでオーダーされたものを入手。60年代オリジナルを今買おうとすると、希少モデルにつきなんと130〜140万はするという。父親がそのオリジナルが欲しいとなんかの雑誌で言っていた。 

Gibson J-180 Paul McCartney(Everly Brothers)モデル

このギターもポールマッカートニーモデル。96年に山野楽器がアーティスト企画モデルとして発売した時に新品で購入。93年の2度目の来日ツアーで「Yesterday」を歌う時弾いていた。デカいピックガード、アジャスタブルブリッジ構造もあってあまり生音は鳴らないが、グランドピアノの側に置くと非常に色が合うのでLIVE用と位置づけている。Gibsonらしいパーカッシブな音。このギターもオリジナルは先出のエバリーブラザースのシグネチュアーモデルの別バージョン。

Martin D-28 2000 Custom


世界中のトップアーティストがレコーディングで、そしてステージで愛用するアコギの定番マーチンD-28。あらゆるジャンルの音源からその音色を聞くことが出来る。アコギ界のベンツといった所だろうか。音はというと、音の一つ一つのつぶだちがはっきりしていて美しく、サステインが長いという感じ。ギブソンの枯れた泥臭い音も好きだが、自分の音楽にはマーチンの方があっている気もする。デザインはギブソンに比べ明らかに地味でアコギの教科書の様なスタイルだが、それがまたいい。僕はピアノの弾き語りが中心だが、このギターを手にした事でアコギで弾き語る事への興味が増した。オールドだとブラジルが輸出を禁止した69年前半までのハカランダ(ブラジリアンローズウッド)を使ったD-28が価値が高く、音を鳴らしても35年の年月で木が乾燥しきっていて非常に良く鳴る。「風のわだち」でこのギターを使った。

Martin 7-28V

地方で演奏する機会が少し増え、メインは当然ピアノだが、やはりムッシュソングの要望があり、特に「バンバンバン」「ゴロワーズ」はギターでやる方が雰囲気が出る事もあり(というかギターでないと歌えない)、交通機関の持ち運びをふまえ小さめのアコギのリサーチをした。
色々なメーカーから出ているが、やはりネック・ボディ共短いゆえ、殆どが音がペラペラ。中で一番良く聴こえた「Little Martin Ed Sheeran」というのを購入しライブやラジオのゲスト出演で3度程使ってみたが、、やはり低音が物足りなくて気持ち良くない。めげずにリサーチしてみた所、Martin D-28を7/8にサイズダウンした7-28というのがあるとか。試してみたいけどライン商品ではなく、カスタムオーダーのみで巷に殆ど存在しないという。諦めてた所、しばらくし運よく2013年のドmintで若干高級版の7-28Vというのに出会えた。
試奏に行ったら本当にD-28譲りの鈴の様な高音&D-28程ではないがしっかりした低音のいいバランス。
コレクターが持っていた個体で傷一つなく”一聴き惚れ“で購入。チビちゃんだけどPUもつけてもらいライブ演奏でも使えるようにした。

Epiphone FT-79 Texan

アコースティックギターの表板はおおむね音の伝導に優れるスプルースという木材を使って出来ている。サイド部分とバック(裏側)の木材にはあらゆる種類があり、それぞれ音の特色が違う。よく使われるのがローズウッド、メイプル、マホガニー。所有のMARTIN D-28はローズウッド、GIBSON J-180 Everly Brothersはメイプルだったので、マホガニーのものも試したくて手に入れたのがEPIPHONE TEXAN。憧れのポール・マッカートニーが「YESTERDAY」を作った時に使用していた事でも有名なモデルである。そのマホガニーの音はというと、明るくやわらかいな音、悪く言うと少々安っぽい音といった感じだが、僕が手にしたこの個体は異常に鳴り、気に入ってしまった。大きめな立派なヘッドと2ヶ所の「Eマーク」が印象的なTEXANはMARTIN D-28と共に今後多用していきたい。「風のわだち」と「あなたとわたし」でこのギターを使った。「あなたとわたし」はキーがFのため、Gのフォームで弦のチューニングを1音下げて弾いた事を覚えている。ポールが「YESTERDAY」のレコーディングで使った手と同じ手法だ。

Rickenbacker 700S Shasta

リッケンバッカーのアコギ。「え~?そんなのあったの?」と言う人が多そうだが、あるのだ。リッケンバッカーと言えばあのビートルズのジョンレノンとジョージハリスンがビートルズ時代初期に愛用したエレキギターで超有名なギターメーカー。ほとんど全部がエレキギターもしくはベースギターなのでアコギは生産数が極端に少なく見る事すらも大変珍しい。店頭で見た時びっくりしたのと、そのルックスに一目惚れし、希少性にも魅かれて久しぶりにギターを買ってしまった。リッケンのエレキと言えば”ジョンの音”いわゆる硬い音だが、やはりアコギも音が硬めで正直僕の音楽にはあまり合いそうにはない。GibsonともMartinとも違う音だ。ネックにメープルという硬い木を使ってる事からこの音の個性は来てるようだ。まあ使ってるプロのミュージシャンも全くといって見た事がないのでおもしろいかなと思っている。

Gibson CF-100E


父親が以前使っていたのを譲り受けた1958年製のビンテージギター。Gibson CF-100Eというこのモデルは1951年から1959年までにわずか140本しか生産されなかった様で、巷ではあまり見ません。スプルーストップ、マホガニーのサイド・バックというマテリアル。
サイズがかなり小さいので持ち運びは便利ですが、ステージでハウリやすいという欠点もある様です。オールドギターらしく木がよく鳴り、やはり新品とは違う音になっています。リズムギタリストであるムッシュかまやつの激しいカッティング奏法により、サウンドホールの周りはかなりクラックが入っています。THE ALFEEの坂崎さんやボブディランも以前使っていた様ですね。

Epiphone CASINO‘62


エレキギターをLIVEで「ギャ~ン!」とやりたいなあと虎視眈々と狙っていますが、僕の場合は当分はなさそうで・・・実はエレキはいくつか持っていて、というより父のをいくつか預かってます。置くスペースないっつの。自分で購入したのはこのEPIPHONE CASINOただ一つ。あのビートルズの内3人のお気に入り楽器だったので、今も昔も大人気のギターなんですねこれ。このギターは中が空洞になってるホローボディなので、ステージの狭いLIVEでは結構ハウる様です。でもアンプにつなげなくても箱鳴りするので好きで家でもよく弾いています。細かい事を言うと、ヘッドの形が長細いジョンとジョージのものと異なるポール仕様であるという事。興味がない人には何の価値もない注釈でございました(笑)。おそらくエレキギターを僕が購入するのはこれが最後かなと思っています。